一般社団法人 腎臓・代謝病治療機構は、腎機能保存維持・改善療法・人工透析の予防の啓蒙・指導(人工透析回避)を行っております。透析を避ける、透析になるのをできるだけ遅らせる、もしたとえ透析になったとしてもできるだけ少なくすませる、ことに最重点をおいています。

2021/10/22
  • 日本腎臓学会学術総会
    2021年6月18日~20日に第64回日本腎臓学会学術総会が横浜にて開催されました。当機構からは以下の発表を行いました。

    ・低たんぱく質・低食塩の食事療法の継続指導が血清クレアチニン6mg/dLの慢性腎不全患者の透析回避に与える効果
    <要旨>低たんぱく質・低食塩・適正エネルギー摂取量の食事療法の継続指導により透析導入を大幅に遅延できる。

    ・慢性腎不全低たんぱく食事療法実施患者の腎機能とサルコペニアの検討:Ishi score での評価
    <要旨>サルコペニア(筋肉減少症)指標であるIshi scoreは、CKD保存期患者での低たんぱく食事療法実施患者でも非実施患者と比べて有意差を認めなかった。

    ・低たんぱく食事療法実施CKD患者における骨密度の検討
    <要旨>低たんぱく食事療法(30g食)では、カルシウム、ビタミンKの摂取量は少なくなるが、骨密度は、非低たんぱく食者と有意差を認めなかった。

    ・計画的段階的血液透析(PIHD)の有用性-外来透析導入43例の経験-
    <要旨>腎機能が著しく低値となった場合、なお残腎機能を考慮しつつ適切な食事指導と自己管理のもとで、血液透析は計画的に週1回から段階的に導入する方法は生命予後が良く、患者の生活の質を高く維持できる。
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